日韓併合 百年目の真実 李完用が救った大韓帝国
本年2010年8月29日は法律上の専制君主大韓帝国皇帝純宗が勅諭を発表して日本と韓国が合併したことを内外に示してから100年目にあたる。
故に朕是に於いて瞿然として内に省み廊然として、自ら断じ、茲に韓国の統治権を従前より親信依り仰したる、隣国日本皇帝陛下に譲与し、外東洋の平和を強固ならしめ、内八域の民生を保全ならしめんとす。惟爾大小臣民は、国勢と時宜を深察し、煩擾するなく各其業に安じ、日本帝国の文明の新政に服従し、幸福を共受せよ。
朕が今日の此の挙は、爾有衆を忘れたるにあらず、専ら爾有衆を救い活かせんとする至意に出づ。爾臣民は朕の此の意を克く体せよ。
隆煕四年八月二十九日 御璽
韓国「日本が謝罪と文化財を返還」、日本「事実でない」
2010年7月23日には、
大韓帝国が自主独立の国であること
大韓帝国の政治は万世不変の専制のであること
皇帝が無限の君権を享有すること
皇帝は不可侵であること
皇帝が統帥権を有すること
皇帝が法律制定権、恩赦権を有すること
皇帝が行政各部の官制及び俸給を定めること
皇帝が官吏の昇任降格を決定し、栄典を授与すること
皇帝が外交権を有すること
さらに、ハーグ密使事件(1907年、干支で丁未)の後に、高宗の退位に関与した大韓帝国の閣僚を丁未七賊と呼んで、李完用(이완용) - 内閣総理大臣、宋秉畯 - 農商工部大臣、李秉武 - 軍部大臣、高永喜 - 度支部大臣、趙重応 - 法部大臣、李載崑 - 学部大臣、任善準 - 内部大臣の7人。
もひとつスエーデン人の新聞記者グレブストの報告を引用する。
旅行家で著名なイザベラ・バードは朝鮮を訪問して朝鮮紀行を書くがそのなかで、このように述べている。
李完用以下、宋秉畯など8人の閣僚は朝鮮民族の民族性をもってすれば、自らのみならず、身内や子々孫々までが、批難侮蔑の対象になることを承知で、日本の協力によって当時の朝鮮民衆を救おうとしたのではないか?
宣言文には
また反対派の抗議運動を弾圧という表現だが、殺人者を逮捕拘束することは違法なことではない。もし過去に帰って国民投票が出来るのであれば、1200万国民で国民投票をしてはどうか。
併合を肯定した李成玉は、
むしろ、日本は速やかに併合して日本天皇陛下の政によりて、12百万国民が蘇生することを得れば、国は滅んでも滅び甲斐ありと言わねばなるまい」と親しい日本人に漏らしている。
つまり李完用が行なった併合推進は、朝鮮民族を塗炭の苦しみから救う、捨て身の救国の行為でではなかったのではないか。少なくとも日本人はそう評価すべきであり、教科書で「大韓帝国国民を救った救国の英雄」と教えるべきである。
付記するが李完用は臨終にあたり、「自身の政治目標は当然韓国の独立自尊であり、その達成のため一時の方策として併合を選んだだけだ」という言葉を残している。韓国ではいや、どの国でも威勢のいい無鉄砲な意見ばかりがまかり通り、彼のような国際的視野をもった、現実派は常に弱腰と避難されるのは歴史の常だ。
この8月22日の日韓併合条約が調印された慶賀すべき日に、アニメ 『日韓併合 百年目の真実 ~売国奴李完用が救った大韓帝国~』が在日特権を許さない市民の会主催で日比谷公会堂において上映される。
在日特権を許さない市民の会の桜井誠氏は8月9日に発売予定の日本侵蝕 -日本人の「敵」が企む亡国のシナリオ- を書いた著述家で市民運動家だ。
ブログ「Doronpaの独り言」で日韓共鳴二千年史―これを読めば韓国も日本も好きになるにまつわる、名越先生との邂逅談をこのように語っている。
参考
名越二荒之助 日韓共鳴二千年史―これを読めば韓国も日本も好きになる
呉善花 韓国併合への道 (文春新書)
名越二荒之助 公式ホームページ
Doronpaの独り言
韓国皇帝の勅諭
皇帝、若(ここ)に曰く、朕否徳にして艱大なる業を承け、臨御以後今日に至るまで、維新政令に関し承図し備試し、未だ曽て至らずと雖も、由来積弱痼を成し、疲弊極処に至り、時日間に挽回の施措望み無し。中夜憂慮善後の策茫然たり。此に任し支離益甚だしければ、終局に収拾し能わざるに底(いた)らん。寧ろ大任を人に託し完全なる方法と革新なる功効を奏せいむるに如かず。故に朕是に於いて瞿然として内に省み廊然として、自ら断じ、茲に韓国の統治権を従前より親信依り仰したる、隣国日本皇帝陛下に譲与し、外東洋の平和を強固ならしめ、内八域の民生を保全ならしめんとす。惟爾大小臣民は、国勢と時宜を深察し、煩擾するなく各其業に安じ、日本帝国の文明の新政に服従し、幸福を共受せよ。
朕が今日の此の挙は、爾有衆を忘れたるにあらず、専ら爾有衆を救い活かせんとする至意に出づ。爾臣民は朕の此の意を克く体せよ。
隆煕四年八月二十九日 御璽
看過できないのは多くの日本人学者が関わっているという点
…今回の声明には発起人である和田春樹東京大学名誉教授をはじめ、日韓歴史共同研究委員会の日本側の座長を務めた三谷太一郎東京大学名誉教授など105人が声明に署名している。一方、韓国ではイ・テジンソウル大学明楊教授やカン・マンギル高麗大学名誉教授、詩人の高銀氏や金芝河氏のほか、幅広い層から109人が声明に署名した。…
…声明では、「併合は大韓帝国の抗議を軍事力で押さえつけたもので、韓国側が国権の譲与を申し出たとする内容も虚偽(きょぎ)である」と指摘し、日本政府が日韓併合条約について「無効」であることを認め、8月の総理談話に関連内容を盛り込むように、積極的に働き掛けるとしている。…
2010年07月18日には、
日韓併合100年で日本が韓国へ謝罪、中国も大きな注目8月29日に日韓併合100年を迎えるにあたり、日本政府は韓国に過去の植民地統治を謝罪する方針を明らかにした。17日、環球時報は「日本は韓国側が希望する形で謝罪を行うことを希望しており、謝罪によって歴史問題に一定の終止符を打ちたい考えだ」と報じた。…
三田渡で仁祖はホンタイジに対し三跪九叩頭の礼をし、清皇帝を公認する誓いをさせられる恥辱を味わった朝鮮だが、中国は日本が韓国へ三跪九叩頭の礼をするのかと興味津々ではないのだろうか。2010年07月15日に、
…韓国メディアはこの発表を、「日王(天皇)から『恩賜金』をもらった売国・親日の人物は?」「国を売って得た『恩賜金』の額は?」「親日の代価『恩賜金』想像超越」といったタイトルで報じ、日韓併合に協力することで巨額の富を築いた親日派に批判の声を強めている。
調査委員の関係者は、「親日派の多くが、直接的な利益のほかにも日帝の権力と癒着し、さまざまな恩恵を通じて、一般市民の想像を超える富を獲得した」と報じた。…2010年07月22日には、
韓国「日本が謝罪と文化財を返還」、日本「事実でない」
韓国の朝鮮日報は21日、「日韓併合から100年を迎えるにあたり、日本政府は菅直人首相の名前で談話を発表する。また、旧朝鮮王朝が所蔵し、現在は日本の宮内庁に保管されている文化財を韓国に返還することを検討している」と報じた。一方、日本外務省は21日午後、記者会見で朝鮮日報の報道を「事実ではない」と否定した。
2010年2月に行われた日韓外相会談で、韓国の柳明桓外相は岡田外相に対し、現在は宮内庁に保管されている『朝鮮王室儀軌』の返還を要求し、7月7日には仙谷由人官房長官が「過去の歴史が残した問題をひとつひとつ解決していく」と語っていた。…日本が事実ではないと言ったのは…児玉和夫報道官は21日午後の記者会見で、朝鮮日報の報道を否定、「文化財の返還を検討しているとの事実はない」…と報道がということだったのか。
2010年7月23日には、
「日韓併合で40億円も蓄財!売国奴!」李完用の総資産に批判強まる
併合が合法的かどうかは拙ブログでも触れたが、大韓帝国皇帝は大韓帝国国制によって専制君主であった。
1910年の日韓併合当時、韓国の総理大臣を務めた李完用(1856-1926年)の資産が公開され、その巨額に非難の声が上がっている。韓国メディアの報道によると、李完用は日本統治時代にさまざまな方法で資産を増やし、15年間で約400億ウォン(約29億円)以上を蓄財していた。
22日、親日反民族行為者財産調査委員会が公開した白書「清算されなかった歴史、親日財産」によると、1925年ごろ李完用は「京城(現ソウル)最大の現金富豪」と呼ばれ、少なくとも300万ウォン(現在の貨幣価値に換算すると600億ウォン相当、日本円に換算すると約43億円相当)以上、保有していたことが調査により分かった。…
反日反民族行為者財産調査委員会は、親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法(2005年公布)に基づいて設置された機関だ。(日帝強占下反民族行為真相糾明に関する特別法(2004年公布))さて、「韓国併合」100年日韓知識人共同声明は和田名誉教授のHPからリンクする。(閉鎖があるといけないのでコピペしておく)
併合が合法的かどうかは拙ブログでも触れたが、大韓帝国皇帝は大韓帝国国制によって専制君主であった。
大韓国国制
1899年の大韓国国制により、大韓帝国が自主独立の国であること
大韓帝国の政治は万世不変の専制のであること
皇帝が無限の君権を享有すること
皇帝は不可侵であること
皇帝が統帥権を有すること
皇帝が法律制定権、恩赦権を有すること
皇帝が行政各部の官制及び俸給を定めること
皇帝が官吏の昇任降格を決定し、栄典を授与すること
皇帝が外交権を有すること
1910年8月21日、李完用首相は全権委任をされ、翌22日韓国併合ニ関スル条約に調印する。この条約調印に協力した閣僚8人を現在も韓国では庚戌国賊と呼んで政治的侮蔑の対象にしている。閣僚は、李完用 - 内閣総理大臣、尹徳栄 - 侍従院卿、閔丙奭 - 宮内部大臣、高永喜 - 度支部大臣、朴斉純 - 外部大臣、趙重応 - 法部大臣、李秉武 - 親衛副長官兼侍従武官長、趙民煕 - 承寧府総管の8人。
ちなみに第二次日韓協約(1905年、干支で乙巳)に賛成した大韓帝国の5人の閣僚のことを乙巳五賊と呼んで、李完用 - 学部大臣、李根沢 - 軍部大臣、李址鎔 - 内部大臣、朴斉純 - 外部大臣、権重顕 - 農商工部大臣の5人。
ハーグ密使事件で皇帝高宗に宋秉畯が退位を迫るやりとりは実に理路整然としている。高宗は伊藤韓国総監を儒学者に頼んで、呪詛にかけようとしたり、また金升皎という出入の儒学者には「聖上日可斬島夷伊藤博文、長谷川好道」という署名入りの密勅までもたせているのを憲兵隊に発見されたりしている。
又国内の統治状況は悲惨な状態だった。大韓帝国として独立はしたものの、インフラ整備は遅れ、地方官吏の不正、腐敗、堕落は恒常化して、一般民衆を逮捕拘束して拷問にかけては、身代金を取るといった状態だった。日韓共鳴二千年史からアメリカ人アルバートの報告を引用する。
裁判は金の力で正義の天秤が上下する。文明国ならたちまち民衆の反乱を呼び起こすに相違ないような不正かつ野蛮な事件を見聞きしないで済む日は無いに等しい。民衆が良くもこれを我慢していものだ。
反逆者の処刑後は家の取り壊しがあり、全財産は没収され、息子や男系の親族は皆殺しにされ、女はすべて奴隷にされた。死刑囚は笞刑を受け、罪を告白してから殺される。中には最後まで無実を主張しながら死刑になるものもある。
…ついで死刑執行を見た。囚人は足を縛られ、腕は両脇に縛られすこしも身動きできぬようになった。囚人の脚の内側に棒を挟んで、執行人たちは自分の体重のすべてを棒の片側にかけた。
(実況写真が載せてある)囚人が続けざまに吐き出す叫び声は聞いていて壮絶なものだった。脚の骨が砕けつぶれる音が聞こえると同時に、その痛さを表現する声さえもはやないかのように、囚人の壮絶な悲鳴も止まった。―中略― 気絶した囚人はややあって意識を取り戻した。
力なく首を左右にゆすりながら呻き声を出し、その場に身を横たえている。執行人らは囚人の腕の骨と肋骨を次々と折ってから、最後に絹紐を使って首を締めて殺し、その死体をどこえやら引き摺っていった。
―中略― 理由がなんであれこんな状況がまだこの地球の片隅に残されていることは、人間存在そのものへの挑戦である。
とりわけ私たちキリスト教徒がいっそう恥じるべきは、異教徒の日本人が朝鮮を手中にすれば真っ先にこのような拷問を廃するだろうという点だ。グレブストは日本人を痛烈に非難していたが、「日本人が朝鮮を手中にすれば真っ先にこのような拷問を廃する」と暗に日本の韓国併合を示唆している点だ。
旅行家で著名なイザベラ・バードは朝鮮を訪問して朝鮮紀行を書くがそのなかで、このように述べている。
「貨幣制度が(ほとんど)なく、ソウルは世界有数の汚く悪臭のする都市であった。一般民衆の住む場所は藁葺きのあばら屋で通りからは泥壁にしか見えず道がとにかく悪い」という。
「都会であり首都であるにしては、そのお粗末さはじつに形容しがたい。礼節上二階建ての家は建てられず、したがって推定25万人の住民は主に迷路のような道の「地べた」で暮らしている。路地の多くは荷物を積んだ牛同士が擦れ違えず、荷牛と人間ならかろうじて擦れ違える程度の幅しかない。」
「おまけに、その幅は家々から出た糞、尿の汚物を受ける穴か溝で狭められている。酷い悪臭のするその穴や溝の横に好んで集まるのが、土ぼこりにまみれた半裸の子供たちと、疥癬もちでかすみ目の大きな犬で、犬は汚物の中で転げまわったり、日向でまばたきしている。」
「ソウルの景色のひとつは小川というか下水というか水路である。蓋のない広い水路を黒くよどんだ水が、かつては砂利だった川床に堆積した排泄物や塵の間を悪臭を漂わせながらゆっくりと流れていく。水ならぬ混合物を手桶にくんだり、小川ならぬ水たまりで洗濯している女達の姿。周囲の山々は松の木が点在しているものの、大部分は緑がなく、黒い不毛地のうねりとなってそびえている。」
「ソウルには芸術品がまったくなく、公園もなければ見るべき催し物も劇場もない。他の都会ならある魅力がソウルにはことごとく欠けている。古い都ではあるものの、旧跡も図書館も文献もなく、宗教にはおよそ無関心だったため寺院もない、結果として清国や日本のどんなみすぼらしい町にでもある、堂々とした宗教建築物の与える迫力がここにはない。」
このような状態の韓国の民衆を救うのは日本の力を借りるしかなかったというのが実情なのである。三田渡で朝鮮王までもが恥辱的な三跪九叩頭の礼をした清国から、条約上は下関条約で独立を果たしたが、国内はこれまで紹介したように荒廃していた。
李完用以下、宋秉畯など8人の閣僚は朝鮮民族の民族性をもってすれば、自らのみならず、身内や子々孫々までが、批難侮蔑の対象になることを承知で、日本の協力によって当時の朝鮮民衆を救おうとしたのではないか?
宣言文には
―前略―以上のとおり、韓国併合は、この国の皇帝から民衆までの激しい抗議を軍隊の力で押しつぶして、実現された、文字通りの帝国主義の行為であり、不義不正の行為である。
日本国家の韓国併合の宣言は1910年8月22日の併合条約に基づいていると説明されている。この条約の前文には、日本と韓国の皇帝が日本と韓国の親密な関係を願い、相互の幸福と東洋の平和の永久確保のために、「韓国ヲ日本帝国ニ併合スルニ如カザル」、併合するのが最善だと確信して、本条約を結ぶにいたったと述べられている。そして第一条に、「韓国皇帝陛下ハ韓国全部ニ関スル一切ノ統治権ヲ完全且ツ永久ニ日本国皇帝陛下ニ譲与ス」と記され、第二条に「日本国皇帝陛下ハ前条ニ掲ゲタル譲与ヲ受諾シ、且全然韓国ヲ日本帝国ニ併合スルコトヲ承諾ス」と記されている。
ここにおいて、力によって民族の意志を踏みにじった併合の歴史的真実は、平等な両者の自発的な合意によって、韓国皇帝が日本に国権の譲与を申し出て、日本の天皇がそれをうけとって、韓国併合に同意したという神話によって覆い隠されている。前文も偽りであり、条約本文も偽りである。条約締結の手続き、形式にも重大な欠点と欠陥が見いだされる。
かくして韓国併合にいたる過程が不義不当であると同様に、韓国併合条約も不義不当である。―後略―とあるが、併合反対のテロ行為は激しく、併合を肯定する発言をするものを容赦なく虐殺している。李完用などは1909年、12月22日に明洞聖堂前で、反対派の刺客の李在明に襲われ、全身をメッタ刺しにされ重傷を負っている。このような状況で肯定的発言ができようはずがない。
また反対派の抗議運動を弾圧という表現だが、殺人者を逮捕拘束することは違法なことではない。もし過去に帰って国民投票が出来るのであれば、1200万国民で国民投票をしてはどうか。
併合を肯定した李成玉は、
「現在の朝鮮民族の力量をもってすれば、とても独立国家としての体面を保つことなできない。亡国も必至である。亡国を救う道は併合しかない。そして併合相手は日本しかない。
欧米人は朝鮮人を犬か豚のように思っているが、日本は違う。日本人は日本流の道徳を振り回してうるさく小言を言うのは気にいらないが、これは朝鮮人を同類視しているからである。そして日本は朝鮮人を導き、世界人類の文明に参加させてくれる唯一の適任者である。
それ以外にわが朝鮮民族が豚の境遇から脱して、人間として幸福が受けられる道はない。日韓併合が問題になるのは、変なん話しだ。我が輩の併合観は欧米の朝鮮民族観を基に考察したのだ」と述べ、皇民協会の会長として永年、国王の意向でテロを行ってきた、洪鐘宇も晩年、「韓国も今や末路である。滅びざる国はなく、4千年の旧邦も今や断末魔に近づいている。一進会員ならざるも哀々たる庶民は此上塗炭の苦しみにまみれたくなかろう。
むしろ、日本は速やかに併合して日本天皇陛下の政によりて、12百万国民が蘇生することを得れば、国は滅んでも滅び甲斐ありと言わねばなるまい」と親しい日本人に漏らしている。
つまり李完用が行なった併合推進は、朝鮮民族を塗炭の苦しみから救う、捨て身の救国の行為でではなかったのではないか。少なくとも日本人はそう評価すべきであり、教科書で「大韓帝国国民を救った救国の英雄」と教えるべきである。
付記するが李完用は臨終にあたり、「自身の政治目標は当然韓国の独立自尊であり、その達成のため一時の方策として併合を選んだだけだ」という言葉を残している。韓国ではいや、どの国でも威勢のいい無鉄砲な意見ばかりがまかり通り、彼のような国際的視野をもった、現実派は常に弱腰と避難されるのは歴史の常だ。
この8月22日の日韓併合条約が調印された慶賀すべき日に、アニメ 『日韓併合 百年目の真実 ~売国奴李完用が救った大韓帝国~』が在日特権を許さない市民の会主催で日比谷公会堂において上映される。
ブログ「Doronpaの独り言」で日韓共鳴二千年史―これを読めば韓国も日本も好きになるにまつわる、名越先生との邂逅談をこのように語っている。
―前略― 写真で見るより幾分お年を召されているようでしたが、日韓関係史研究の先駆者として多くの業績を残された尊敬すべき研究者の姿は、矍鑠として温和な表情を垣間見せていました。
先生から見れば孫のような年のまだまだ知識も経験も足りない青二才であるでしょうに、親しく声をかけて頂き、「よければ名刺交換を」と先生のほうから申し出て頂き恐縮の至りでありました。
普段滅多に出さないDoronpaの名刺を、正直このような名刺を出してよいのかとも思いましたが、先生にお渡しすると「日韓歴史問題研究会ですか?名前は横文字なんですね?」と仰り、せっかくなのでということで買ったばかりの『日韓共鳴二千年史』に「名越二荒之助」とサインを頂いたのです。―後略―この桜井氏が制作したアニメであれば日韓双方の立場を描いた作品であろう。この作品を多くの日本人に観てもらい共感的相互理解に向けて歩武を進めたいものだ。
参考
名越二荒之助 日韓共鳴二千年史―これを読めば韓国も日本も好きになる
呉善花 韓国併合への道 (文春新書)
名越二荒之助 公式ホームページ
Doronpaの独り言