育メンのためのアドバイス ―知っておくと便利な育児の智恵

其の一

赤ちゃんの入浴は最初の1カ月はベビーバスや洗面所で行います。顔や体を拭いてあげる時はぬるま湯に浸したガーゼを使い優しく拭いてあげま しょう。大人用の石鹸は刺激が強すぎますので最初のうちはお湯だけで洗い、石鹸を使う時はベビー用石鹸を使ひましょう。へその緒が取れるまで1~2週間か かりますのでそれまではへその緒の周りは刺激しないようにしましょう。

其の二

粉ミルクは授乳のたびに作りましょう。保管する場合でも数時間にしておきましょう。冷蔵庫のミルクをそのまま与えなければならない場合でも心配要りません。冷たいミルクても温かいミルクでも赤ちゃんは同じように消化します。ただ冷たいミルクは魅力的でないだけです。

其の三

赤ちゃんのリズムで生活しましょう。友達や親戚が来たからと云って起こすことはやめましょう。赤ちゃんが大人に合わせるより、大人が赤ちゃんに合わせましょう。

其の四

出産直後に、たとえ赤ちゃんを愛おしいと思わなくても心配することはありません。対面した時の感情は非常に曖昧で人それぞれです。数週間週ヶ月かかることもあるでしょう。確かな関係を築く過程を仮定を楽しみ愛情が確立するのを待ちましょう。

其の五

赤ちゃんをお風呂に入れるのが大変な時は無理せず、お尻や股、顔、首、脇の下をガーゼで拭いてあげましょう。ハイハイするまで汚れるのはそれくらいですので清潔さは保てるでしょう。

其の六

赤 ちゃんは、ミルクでも母乳でも満腹になるまで飲みます。哺乳瓶でも飲ませる場合は赤ちゃんが飲みたくなさそうな顔したらやめましょう。哺乳瓶がからになる まで飲ませきってしまうことはやめましょう。赤ちゃんの胃は赤ちゃんの拳くらいなのです。少ない量を頻繁に必要なのはそのためです。

其の七

授 乳のたびに赤ちゃんの背中をトントンとたたきゲップをさせましょう。赤ちゃんはおっぱいやミルクと一緒に空気も吸い込みます。胃に溜まった空気は吐き戻し の原因になります。あまり強くたたくと吐いてしまいますので注意が必要です。赤ちゃんが心地良いようならばゲップをしなくても問題ないでしょう。

其の八

おっぱいを飲ませる姿勢はお母さんと赤ちゃんが一番楽な姿勢をみつけましょう。膝にクションを乗せて授乳するのが楽かもしれませんし、膝と腕の間にクッションを入れるほうが楽かもしれません。

其の九

赤 ちゃんが寒かったり暑かったりしていないかというのは首の後ろでわかります。首の後ろが暖かく汗ばんでいないのであれば赤ちゃんは心地よい温度でいると判 断できます。湿っぽい場合は暑がっていますし、反対に冷たい場合は毛布をけてあげましょう。冷たい手を当てることはやめましょう。また赤ちゃんの手足は通 常冷たいものです。手足で判断するのはやめましょう。

其の十

厚紙でできたカップホルダーの中に空の哺乳瓶をしまえるように冷蔵庫に用意しましょう。バイキンがつくことを予防出来ますし転倒防止にもなります。

其の十一

哺乳瓶は容器や乳首をお湯で煮沸するか、電子レンジで消毒できる消毒キッドを用意しましょう。

其の十二

哺乳瓶は使用したらすぐに中身を捨てて水洗いしましょう。そうしませんとミルクの酸っぱい匂いがついてしまします。ついてしまった場合はお湯を入れて、ティースプーン1杯分のベーキングソーダを加えてシェイクして一晩つけておきましょう。

其の一三

最初の数カ月は夜中にも授乳します。夜食を用意して備えておくといいかもしれません。お腹が空いているのは赤ちゃんだけではないかもしれませんから。

其の一四

哺乳瓶の消毒には蒸し器を使えばしっかりと消毒ができます。手間はかかりますが備品はなくなりませんし場所も取りません。

其の一五

赤 ちゃんを心地良く眠らさせてあげるには寒い時期にはヒーティングパッドや湯たんぽで温めてあげましょう。冷たい布団ショックを与えるかもしれません。電気 毛布やヒーティングパッドを毛布替わりにすることは使うことはやめましょう。電気コードや電気が危険だからです。あんかや湯たんぽもやけどをしないように タオルでくるみ赤ちゃん離して置くようにしましょう。エアコンつけっぱなしは喉を痛める原因になりますので注意しましょう。

其の十六

赤ちゃんに生活のリズムができたらお風呂に入ったら寝ることを習慣づけましょう。湯冷めをする心配もなくなります。

其の十七

大人用の布団や毛の長い毛布に赤ちゃんをうつ伏せに寝かせることは窒息から守るためにもやめましょう。赤ちゃんは自分で顔にかかった布を払うことは出来ませんから定期的に確認しましょう。

其の十八

赤 ちゃんはベビーベッドの真ん中より端つこのほうが安心します。それはお腹の中にいた時体のどこかが何かにふれている方が安心だからです。睡眠を習慣付ける ために一定のパターンを作りましょう。抱っこして揺らすとか本を読んであげるとかすると、お母さんがいなくても眠れるように習慣付けることができるでしょ う。

其の十九

哺乳瓶で授乳させる時は温度が一定になるように飲ませる前によく振ってあげましょう。温度は人肌くらいです。

其の二十

赤ちゃんを裸にしておく時間をなるべく短くするように心がけましょう。タオルも温めておくと寒がらないでしょう。赤ちゃんは裸でいることがとても不安なのです。

其の二十一

産後お母さんは体調が思わしくないかもしれませんね。出来ればしばらくは世話をしてくれる人を見つけておきましょう。紙コップや紙皿を使うことで洗い物を減らすことができます。ベビーベッドのシーツは何枚か重ねておくことで取り替えるとき楽でしょう。

其の二十二

お風呂に入る時はベビーソープやシャンプーを湯船に入れておくと使う時暖まっていて赤ちゃんに不快感を与えなくてすみます。赤ちゃんの睡眠を邪魔するような音の出るものは出ないようにしておくましょう。

其の二十三

赤ちゃんを入浴させる時は滑らないように木綿の手袋をするものいいでしょう。シャワーを使うと赤ちゃんが気に入るかもしれません。しかし赤ちゃんにシャワーを持たせないやうにしましょう。

其の二十四

ミルクの保存は24時間以内にして冷蔵庫で保存しましょう。

其の二十五

最 初は一定のリズムで生活できることを期待しないほうがいいでしょう。お母さんの生活リズムではなく、赤ちゃんの生活リズムで生活しましょう。赤ちゃんのお 気に入りのものを近くに置くようにしましょう。赤ちゃんは不安を和らげるためにこれらのものを使います。こういったものをトランジェッショナル・オブジェ クトと呼ばれます。

其の二十六

安全な場所以外に赤ちゃんを一人にすることは絶対にやめましょう。ちょっとの用事で目を離した数秒で事故に遭うかもしれません。ベビーベットは窓の近くに置かないようにすることも重要です。

其の二十七

飲み薬を飲ませる時は哺乳瓶の乳首の部分に入れて飲ませましょう。最後にお水をいてれ全部飲ませましょう。どこかにぶつけてあざをつくったら24時間以内に冷やしてあげましょう。赤ちゃんの体温は肛門で図るのが一番正確ですが市販されていませんので脇の下で測りましょう。

其の二十八

手 の届くところには窒息の原因になりますのでビニールは絶対に置かないようにしましょう。赤ちゃんが頭を洗うことを嫌がることはよくあります。お風呂の天井 にシールを貼ったりしてそれに気を取られている間に洗えるかもしれません。おむつかぶれには昼寝中におしりを空気に当てましょう。アルコール入りのおしり ふきは乾燥しすぎますので使わないほうが無難です。

其の二十九

離乳食や飲み物を電子レンジで温めるときは気をつけましょう。部分 的に熱いところができる場合があります。赤ちゃんに抗体を与えることができるのは母乳だけですが、抗体は電子レンジで壊れてしまいます。解凍するときは湯 煎でしましょう。赤ちゃんが哺乳瓶を持つのを嫌がるときはソックスをはかせて手が冷えないようにするものいいでしょう。