育メンのためのアドバイス ―妊娠10ヶ月以降
妊娠10ヶ月
赤ちゃんが下に下がることで呼吸や消化は楽になるが、膀胱が圧迫されてトイレは近くなる。食欲が落ちて体重が減る人もいる。検診は必ず受けること。出血が続いたり、破水たら直ぐに病院に連絡しよう。塩分は控えめにしてバランスの良い食事と、十分な水分を取ろう。40週目出産予定日266日
今日赤ちゃんは生まれる為の発育をすべて完了させている。平均的な赤ちゃんは3000gを超えて、身長は50㎝になっているはず。男の子のほうが女の子よりも少しだけ大きいようだ。格言
もし子供たちが幼い頃の資質のまま育つならば、この世には天才しかいないのに。 J.W.Goethe
人生で最も大切なものは「物」の中からは見出せない。 Anthny J.D'Angero
予定日以降
40週41週42週267日から280日
予定日が過ぎても心配しないように。一生妊娠しているわけではないから。予定日はあくまでも予定だ。ウォーキングがお産を進めることもある。遠くや速いペースで歩いたりせず、ウォーキングをしてみよう。アジア象の妊娠期間は20~23ヶ月だ。一方、イースター・ネイティブ・キャットは僅か8~13日。全体の85%は、予定日前後2週間で生まれている。つまり「後」もあるわけ。医師が「問題ない」といっている限り、心配することはない。病院によっては検診を終了しているかもしれない。もしかするともう入院予定日を決めているかもしれない。病院や助産院で出産して、車で自宅に帰る時は、法律で必ずチャイルドシートが必要だ。運転を誰かに頼んで、赤ちゃんを抱いて帰ろうとするがこれは危険だ。
予定日を2週間過ぎたら、赤ちゃんとお母さんの健康をチェックして、今後の方針を医師が決定する。陣痛誘発剤など人工的な助けが必要かもしれない。慌てず医師によく相談しよう。
最後に食事の参考になるように食品の栄養について書いておこう。妊婦の食生活妊婦の食生活はバランスの良い食事だ。必要な栄養素を過不足なく摂るコツは、食品を4つのグループに分けて、すべてのグループの食品を含んだ献立を考えること。
4つの食品グループバランスの取れた献立基本型 献立を考える際には主食+主菜+副菜+もう1品を基本にしましょう。無理なくバランスの取れた食生活が実践できます。
主食主にエネルギー源となる料理。ご飯、パン、麺類など
主菜魚介、肉、卵、大豆製品がメインの献立の中心となるおかず。主にタンパク質や脂質の供給源になります。
副菜野菜、イモ、海藻、きのこなどが主材料のおかずで、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの供給源になります。
もう一品汁物、果実、デザートなど。必要に応じて加えることで、栄養バランスの面だけでなく、味、彩り、楽しさの面でも食生活が充実します。
第1群
牛乳、乳製品、卵 良質のタンパク質、カルシウム、鉄分、ビタミン等がバランスよく含まれた食品
第2群
魚介、肉類、豆、豆製品 体や筋肉、血液をつくる食品
第3群
野菜、イモ、果実、海藻、きのこ 体の働きを円滑にする食品
第4群
穀類、砂糖、油脂、そのほか エネルギーや体温になる食品
摂取エネルギーの適量を知る摂取エネルギー量は、身長・体重や生活強度によってひとりひとり違います。以下の計算方式を参考にして適量を知りましょう。妊娠中はその適量に初期50kcal、中期250kcal、後期200kcalを加えます。
①標準体重を算出する
身長m×身長m×22=標準体重㎏
②1日の摂取エネルギーを算出する
標準体重×基礎代謝(※基準値)×身体活動(※強度)=摂取カロリーkcal
(※1)基礎代謝基準値
自分に当てはまる数字を入れて計算します。
10~29歳の女性 23.6
30~49歳の女性 21.7
(※2)身体活動強度
自分に当てはまる数字を入れて計算します。
・生活の大部分を坐って過ごし、静的な活動が中心の人・・・・・1.5
・座位中心の仕事だが、立位の通勤、職場での移動、家事、軽いスポーツのいずれかを行う人・・・・・1.75
・移動や立ち仕事の多い仕事をしていたり、スポーツなどの運動の習慣がある人・・・・・・・・2.0
例)身長160cm、29歳、身体活動強度が普通の人
1.6m×1.6m×22=56.32㎏(標準体重)
56.32㎏×23.6×1.75=約2326kcal(摂取カロリー)
妊娠初期の場合、2325kcal+50kcal=2376kcalが適量になります。