育メンのためのアドバイス ―妊娠5ヶ月
妊娠5ヶ月
発熱、病気、おりものの変化、手首の痛みや違和感、頻繁な鼻血、耳や鼻に、なにか詰まっている感覚がある場合は、主治医に相談しよう。疲れを感じたときは、左側を下にして横になる。適度な運動を心がけ、姿勢を変えるときはゆっくりと。塩分は控え、添加物の少ない食事を心がけよう。16週目98日から104日
今週の赤ちゃんは新しく造られる部分は殆どありません。今までにできている部分が、大きくなる。体重は170gくらいだ。 へその緒は、赤ちゃんの機能を出生後と、同じように働くよう助けている。心臓は1日27.5㍑の血液循環を行なっている。胎盤は胎児の保護、消化、呼吸、老廃物の排泄、ホルモンの生成をサポートしている。ほとんどの細菌は、胎盤の膜を通り抜けることが出来ないが、薬の多くは簡単に通り抜けてしまう。ひどく疲れたりすることは当たり前なこと。
バランスの良い食事、適度な運動と十分な休養を摂ろう。運動は5~10分くらいのウォーキング、ストレッチ、ヨガなどでもよい。フルーツを 乾燥させると、生の果実に含まれていた水分の、半分がなくなるが、糖分やビタミン、ミネラルは残っている。キャンディーやチョコ替わりに食べるには、最適な食品だ。
じゃがいもは、経済的かつ栄養的にも優れた食べ物だ。揚げ物やたくさんの油を使う食べ物は、控えよう。ビタミンAの約9割は肝臓に蓄えられている。常に 6~12ヶ月分がストックされている。トマトジュースはビタミンAが豊富だ。しかし摂取のしすぎは肝臟に負担をかけて、有害になるのでご注意を。
17週目105日から111日
赤ちゃんは身長140㎜まで成長しました。髄鞘形成が始まる。神経の伝達スピードを早め、メッセージを伝える働きをするための複雑で高度なシステムだ。内分泌腺には、松果体、下垂体、甲状腺、副腎、腎臟、肝臟、膵臓、子宮、精巣があり、遅くとも21週までにホルモンの分泌を始める。手のひらに隆起が現れる。
これは後に指紋を形成する。腸には胎便がたまる頃だ。白く薄いおりものが妊娠中に分泌される。妊娠が進むに連れて増えくる。おりものの色が黄色かったり、緑色ぽかったり、熱やかゆみ、排尿時に、痛みを感じる場合は医師に相談しよう。
胎盤は、胎児の栄養補給と共に、お母さんの健康維持の働きもしている。血中にグロブリンを合成し、感染を防ぐ役割をする。胎盤の初期の発達は、卵子からではなく、精子の染色体よって管理されている。お母さんの心臓は通常の5割増しで働いている。
胎児の栄養は、お母さんが食事をした2~3時間後に、赤ちゃんが受け取る。胎動を感じるのもこの頃だ。鉄分は赤血球の生産に重要な役割がある。プ ルーンのジュースには他のジュースの10~40倍の鉄分が含まれている。塩の代りににんにく、玉ねぎ、生姜、酢、バジル、だし汁、レモンなどでお料理の 味付けをしよう。
塩分を控へることで、体内に蓄えられる水分を減らして、むくみを抑えることができる。チーズは牛乳に含まれる栄養が凝縮されている。チェダーチーズには約30gで、カロリーは100kcal、脂質は8~9gだ。
18週目112日から118日
身長は大きくて140㎜、体重は730gくらいまでになる。女の子の子宮には卵子が造られる。生まれる時点で、一生分の卵子約200万個を持っている。つまり赤ちゃんが、大人になって妊娠するときは卵子も同じ年齢なのだ。妊娠中の体重の増加は今後3ヶ月に集中する。7ヶ月までは1~2kgずつだ。もし毎週1kg増えている!っという人は食べ過ぎではないか?運動不足ではないか?など生活を見直してみよう。マタニティ服を着ることに抵抗がある人もいるだろう。
しかし周囲の人に妊婦であることを伝えることによって、電車やバスで席を譲ってくれたり、人ごみでも避けてくれたりと親切にしてくれる。腰痛が出てくる人がいるだろう。良い姿勢を保ち、体重に増え過ぎに注意して、座っているときは足をなるべく高い位置に上げるかしよう。長時間同じ姿勢をすることや、非対称な姿勢(足を組んだりする)はやめよう。
赤ちゃんの骨や歯の形成にはカルシウム、リン、ビタミンC、D、K、マグネシウム、亜鉛、マンガン、フッ素が重要です。野菜にはカルシウムはあまり含まれ ていなが、青野菜には豊富だ。小松菜100g、に170㎎、モロヘイヤ100gに260㎎、菜の花100gには160㎎、水菜100gには110㎎ のカルシウムが含まれている。とうもろこしはビタミンが豊富だ。
とうもろこしに含まれる糖分は、収穫後デンプンに変化してしまいるので、とうもろこしは、買ったらすぐに食べるほうが甘みがある。沸騰したお湯で 10~15分茹でると、とうもろこしの中から栄養素が出てくる。コーヒーは、妊娠中1日2杯程度にしよう。ナッツ類に含まれる脂肪は、心臓や血管にいい 脂質だ。ただしココナッツは例外、ココナッツオイルの含まれた食品は控えよう。
19週目119日から125日
赤ちゃんは身長160㎜、体重300gくらいまで成長した。女の子は子宮が完成し、膣、処女膜、陰唇も形成されている。赤ちゃんの処女膜は、産道を通り抜けるときに一度裂けますが、薄い膜となって残る。髪の毛が生えてきて1ヶ月以内に2~3㎝に伸びる。この時期の赤ちゃんは、生まれたあとと同じように寝たり起きたりしている。妊娠中は色素沈着がおへその舌や乳房に現れる。腰が痛む人は靴にも気を配ろう。5㎝以上のハイヒールは履かないようにしよう。スニーカーを用意してはいかがか?ものを持ち上げるときは、それが持ち上げられる重さか どうかたしかめよう。
持ち上げるときは腰ではなく、膝を曲げて背中をまっすぐにして持ちあげよう。体の前で荷物を持つのをやめ、適度な運動をしよう。体の左側を横にして、兄の間に枕を挟み、下腹部の下にも枕を入れると、腰に掛かる負担を軽減できる。
適量のタンパク質1日60gくらいを目安にして、太り過ぎには注意しよう。バター、マーガリン、油、ベーコン、アボガドは高脂肪食品だ。特にアボガドには不飽和脂肪酸が豊富だ。妊娠中この脂肪は必要不可欠だ。しかし体によくない飽和脂肪酸も含まれているので食べ過ぎには注意。アボガド1/8 個でベーコン1枚、バターひとかけと同じ脂肪分が含まれている。
格言
「赤ちゃんのように眠る」という人に限り、赤ちゃんのいない人が多い。 Leo J.Burke子供たちからは、たくさんのことを学ぶことができる。たとえば、自分がどれくらい我慢強いかなど。 Franklin P.Jone